本日は電動篩機と道具類を運び上げ、作業場のレイアウトを考えてみました。
土嚢は4つの区画に分けて取り上げてあるので、それぞれが混ざらないように工夫が必要です。
坂が急なのでずっと人が付き添って登ります |
墳丘上のプラットホーム |
索道で下ろされた土嚢を作業場にまとめて運びます。 ここでは主に一輪車が活躍しています。 |
4つの調査区画で同時に掘削を進めています。 7枚の天井石のほぼ中央に重い壁が残るので、割れてしまわないか心配です。 |
関係者の証言では昭和の調査で除去された被覆粘土は復元されていないということでしたが、 実際には天井石の上に粘土が盛り上げられて埋め戻されていました。 |
いちばん大きな東端の天井石の一部が検出できました。 |
墳丘上の大量の土嚢を下ろすため、索道(ケーブル)が設置されました。 |
ワイヤーモッコに土嚢を積み込み、試験運転中。 |
昭和の調査で埋め戻された土は全て下に運び、篩をかけて遺物の有無を調べる予定です。 |
調査区がだんだん深くなってきました。 日差しは寒冷紗で和らぎますが、調査区内はほぼ無風なので汗が噴き出します。 |
埋め戻しの土には大量の石が混ざっています。 これらの平板状のものは、石槨の構成材だったと思われます。 |
いくつかの石の表面には鮮やかな赤色顔料が残っています。 |
昭和48年の調査当時の石槨内の様子。黄泉の世界は実は赤かった?! |
土嚢が日に日に増加し、墳丘上のスペースはそろそろ限界です。 計算上では3000個に達しているものと思われます。 |
埋め戻された土には当時のゴミも混ざっていました。 何か事情があったのでしょうが、たいへん残念なことです。(手前) |
ここではブラウンシートで養生します。 ブルーシートのような毒々しい感じが無く、目に優しく、風景にも違和感なく溶け込む感じです。 |
埋め戻された40年前の調査区を、慎重に検出中。 |
検出状況を撮影しています。 中判や大判カメラを使用するので、たいへん時間がかかります。 |
墳丘裾に下ろされた土嚢たち。これから毎日無限に増えていく予定です。 |